mame*note 3月14日
■一雨ごとに暖かくなる。いつのまにか春の野菜が店頭にあふれ、新たまねぎの真っ白さが眩しく、どきどきしたりする。ふきのとうやたらの芽、うど、ふき、せり、葉わさびなど春ノアクを楽しむ季節到来。根菜たちよ、さようなら。すみっこに追いやられたれんこんがなんだかかわいそう。今月は2年目クラスではフキ味噌など、春ノアクをたのしむちょっと大人むけのお弁当つくり。季節がよくなったので天気だとみんなでお弁当&ワインもって花見にでもでかけたいなあ。
■最近更新ないですよ、といわれ(複数のかたから・・)まあ、2月もはやいが、3月もはやいこと、もう中盤ではないか。けっこういそがしい前半だった。4日は、八代に講演に。りっぱなホテルで、こられていたのは八代のトマト部会の女性陣。ばちっとスーツ姿のかたが多かったのでなんだか緊張。最近「消費者の観点から」といった生産側への講演の依頼がおおくなった。生産する農家さんもかわらなくては、と模索しているのだとおもう。つくって出荷するだけ、では生き残っていくのには厳しい時代。でも、情報という付加価値のつけかた、変化する販売ルートを含め逆におもしろい時代ではないのかなあ、とおもう。それには感覚の敏感な若者ががんばってほしいなあ。
■八代は冬、春トマトの産地でなんと全国トップである。(意外にしられていない。)八代平野から八、平をとってネーミングした冬トマトの「はちべえ」 (リンク先、音がでるので注意!)トマトの食味的旬は春、これからが一番おいしいころ。ただ、このトマト、福岡ではあまり手にはいらない。とおりこしていま関東のほうに売り出し中だとか。
■講演のあとはホテルの料理長のトマト創作料理フルコースだった、そのときにおおくのかたと話したのだが、ものすごく熱意があり、一生懸命なのがひしひし伝わってくる。東京にも販促にいく、地元の小学校にもでむく。フットワークがかるい。トマトがかわいくってしかたないんだろう。全会長さんが青いトマトでピクルス、ぬかづけをつくってきてくれていた。これがおいしかったんだな〜 一番の印象にのこった。摘果のトマトをつかっただが、こういったものや日本人がきれいずきによりうまれるB級品などうまく利用しない手はない。
■玉名でトマトの話をしたときは、加工品でドライトマトを紹介したが、なかなか伝わりにくかった、が八代ではもうすでに商品化して販売している。ドライトマト、国産ものがなかなかなく、自分でつくるには大量はむつかしいものなのできっと販路はおおいはず。「はちべえ」トマトのドライトマト、いけるぞー。そういうわたしもベーグルのディップにドライトマトをつかっており、これを国産にしたいなあとおもっていたのでおもわず商談。
■生産農家さんから得た話は、もちろん生徒をはじめであった人に伝えていかなくては。ほんのわずかの数だけど、少しでも野菜の価値感をかえていきたいなあとおもう今日このごろ。
■写真は、大丸でかったトマトいろいろ。さすがにこんなにいろいろ買うと、売り場やレジでじろじろみられてめずらしがられた。売り場もこんだけあると(ひまなのでかぞえてみたらトマトだけで28種類)お客さんに説明するのが大変だろう。でも、大丸にはとっても美人の野菜ソムリエMさんがいます、ぜひ足をはこんでみてください。15000円のブラックトマトジュースも売られています。
.mame*note 3月18日
■少しずつ暖かくなってきた。最近は窓際の陽だまりにねそべって読書をしながら、かりかり豆をひいていれる珈琲を飲むのが幸せな時間である。本棚には買うだけかっていて読んでいない本が多々積まれている。先日は三谷龍二さんの「木の匙」を手に取り、窓によっかかりながら読む。昨年のブックオカのイベントで有山達也さんの展示があっていてそこでみつけた本。(有山さんがこの本の装幀)木の匙の素朴な写真にすごくひかれてキューブリックさんにたのんで購入。松本に住む三谷さんの文章と写真はしばしの時間、心地のいいところに私を連れて行ってくれた。

■食器は陶器、磁器などそれぞれいい味わいがあるのだが、木の器やカトラリーも最近すごくきにいっている。つかうごとに表情がかわったり、なんとなくあたたかみを感じたりするからだ。料理というのは味だけではない。器も、それを口にはこぶ箸も匙も、ちょっとした角度、丸み、厚さ、手触り、カーブ。ひとつでもちがえば印象がことなってくる。木の器がおもしろいのは、おなじものがひとつとしてないから。それぞれ表情がある。
■三谷さんのサイトをみていたら、ちょうど偶然福岡で梅屋さんというギャラリーで展示会があっているのを知り、先週水曜日ベーグル焼きが終わったあとベーグル隊のOちゃん、Yちゃんとでかける。
■ちょうどワインと野菜の撮影があるのもあり、長方形の黒っぽい皿をかった。いい値段したのだが、これからずっとながくつきあってくれるにちがいない。ふきのとうの緑がはえるような気がした。
すると、梅やさんの外には、ふきのとうがビニールにいれて無人販売されているではないか。これまた偶然。偶然による出会いは大切にしたいなあ。と早速購入。
■ベーグルは水曜日は6:30からスタート。でも朝はやいと終わるのも早く、そのあとの時間が有効につかえてほんとに1日が長くいのである。その分、いろいろ楽しめる、いいなあ早起き。写真はベーグル隊のベーグル作成中の様子。ビーツとれんこん。
mame*note 3月20日
■香椎に引っ越してきてはや4ヶ月。玄関をあけると遠くにみえるのが立花山で、すごく気楽にいけるので、もう5回も登った。たとえば午後から「いまからおむすびもっていってみようかー」そんなのりで登山ができるので気負わなくていい。40分もあればのぼれるのである。頂上はけっこう展望がひらけて福岡の街並みや海や島がみわたせるし、お弁当をひらく広場もある。立花山からはすぐおとなりの三日月山にも足をのばしたり、白岳、松尾山にものぼったが、景色はやはり立花山がいちばんよい。「なかなかいいよー」と実家で話していると、ハハもいってみようか、といいだした。ということで、先週末は母やオトウト、オトウト友人Aちゃんと4人で登山。快晴できもちがよかった。
■この時期の山に登ると新緑が少し芽吹いているのもいいが、、山椿がぼとっと山道にたくさん落ちている、この光景が好きだ。ちょっとしめった土の上の椿はなんと色気のあることか。

■立花山の頂上ちかくには樟(くす)の大木があり、樹齢300年。天然記念物に指定されているというのは、昔東区にすんでいたのにまったく知らなかった、はずかしい。この樟の木の前にたつと、いつもしょうもないことでカリカリしたりばたばたしている自分がなんともちっぽけに感じる。常緑のいつもかわらないどーんとした姿には圧倒され、気持ちが静まり、気を、パワーをもらうのである。ここは、登ったら必須ポイントだ。
■今回はハハが無事登れたことがすごくうれしかった。4年前くも膜下にたおれ生死をさまよったが、ほんとに少しずつ少しずつよくなってきた。でも、山に登れるようになるなんて正直おもってもみなかった。今回は、みんなの分のお弁当をつくってくれた。ハハのオベントウが食べれる贅沢、幸せ。みんなと笑いながら食べるとさらにおいしい、山のようにあったごはんやおかずがあっというまに胃袋に。ほんとうにアリガトウ。来年のお正月はオトウトが毎年いっていた三日月山の初日の出をみに登ってみたい、とハハ。もちろん、みんなでいこう。
写真は帰りの道端の野草。
mame*note 3月27日
■春野菜がたくさん出回っていて買い物もなんだかわくわくする。今月は2年目クラスはふきのとう、ふき、葉わさび、つくし、独活(うど)などをつかった料理。これがけっこうワインにあうんですね〜春のえぐみやアクとうまくつきあえるようになれば、人生得をしたようなもの!
■葉わさびのツーんとしたたてかたは、わたしがこのサイトをはじめたときに(もとは八百屋さんのためのサイトだった)
八百屋のヲジサンUさん直伝である。これで失敗したことはなく100%カオリがたつ。Uさんは一昨年ガンで亡くなってしまった。嗅覚は記憶のスイッチをいれる、葉わさびのカオリでいつもUさんをおもいだす。
■最近香椎に引っ越して香椎名店街のオクの八百屋さんに山菜がけっこう種類おいてあるのでよくいくようになった。「種類おいてありますよね!」というとそこのヲジサンも「昔はもっとたくさんの種類を仕入れてたんだよ、でもみんなつかわなくなったからねー」とさびしそうにいう。そういえば生徒もほとんど料理したことがないらしい。ふきのとうのカオリなど嗅覚を刺激してくれて体を目覚めさせてくれる。山菜こそ春の短い時期の旬を味わえる。栽培ものはそんなにアクがないので手軽にたのしめる、まずは天ぷらくらいからつかってみてください。下処理さえしておけば、オリーブオイルをつかったりしてパスタなどにもあいます。写真はふきみそとうふと葉わさびを海苔とクリチのうえにのっけたワインののおつまみ。教室の写真を撮ったのだが、全部きえてしまったです、生徒Uさんのブログで。


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