|
mame*note 8月12日
■8月のベジキッチンは、夏野菜がたっくさんのエスニック、ねばねばのモロヘイヤやカロテンたっぷりの坊ちゃんかぼちゃやマンゴのデザートなど、元気食材のおかげで、それをしょっしゅう食べているワタシは、夏ばて知らずで元気です。しっかりタベル。しっかり汗をカク。あまりクーラーのなかにイナイ。ワタシの夏ばて防止の3原則。 ■今日は、お坊さんがくる日。さきほど、きゅうりと茄子を買ってきた、夕方より実家にかえる。以前、メゾン・ド・ヒミコという映画をみた。このなかで、ゲイの老人ホームでみんなでお盆を迎えるシーンがあり、みんなで茄子やきゅうりに足をつけ、精霊馬をつくって飾っているシーンがドヴォルザークの「母が教え給えし歌」という曲とともに妙に焼きついている。亡くなった人の写真を飾り、きちんと準備して迎える。形式だけではない、気持ちがこもっているそのシーンに自分はこういう気持ちでお盆を迎えたことがあるだろうか、と思った。きゅうりは、馬。お迎えにいって急いで連れてくる。茄子は牛。できるだけこちらの世界にいてほしくて、ゆっくりとおくりだす。そういう意味があるんだとか。 ■お供えしている野菜にも、いろいろ意味がある、ほうずきは、ちょうちん。まんまるにふくらんだかわいい色の実は、家庭円満を意味する。博多あたりではかならずあるささげ(長細いまめ)。このように細く長く美しくこまめに働き続けるように、という祈り。さつまいも。普段みえなくても確実に成長しする生命力。なんにでも意味があるのだなあ、と思う。いままで気にもしたことがなかったが、身内をなくして、初めていろいろ考える。 ■今年は気持ちを込めて、きゅうりの馬と茄子の牛をつくろうかな、とおもう。足にする麻がらも買ってきた。チチとオトウトが仲良くきゅうりの馬にのっかって帰ってきてくれるといいナ。ふたりとも体格よかったので、重さに耐えうるずんぐり茄子を選ぶ。 ■写真は、お盆の供養物によくあるささげ。料理教室で生徒さんにこの名前をきくと、ザンネンなことにほとんどのかたが知らない。地味な野菜だけど、けっこうコアジがあっておいしいのである。焼浸しなどウマイ。お盆の時期によく出回る。細く、長く、美しく全長60センチ。 ![]() |
ame*note 8月16日 ■先日、佐賀から梨、ぶどう、グリーンみかん、木の酢(かぼすみたいな柑橘類)、りんご、レモンなどが届いた。佐賀県ではフルーツガイド、というのを養成していて、こんどそのゼミにつかうフルーツである。これらのフルーツは佐賀農学校産。というわけで、お盆のあいだは、このフルーツをつかったレシピをいろいろ考える。 ■基本的にフルーツはフルーツで食べたほうがうまい。でも、たくさんいただいたりするとあきちゃうもんねーそんなときのかんたんな一品になれば、とおもいながら梨をすったり、きざんだり・・・・ ■昨日は、お盆の送り火で実家だったので母とオトウトに試食してもらう。梨をよくつかうのは韓国料理デショウ。梨がもつプロテアーゼはお肉をやわらかくしてくれるので、これは是非メニューにいれたいとおもっていた。もやしとおくらと豚肉でビビン・ごはん。梨はコチジャンをベースにしたヤンニョムたれにすりおろしていれお肉とあえておく。やわらかさだけではない、いい甘みも。辛口家族にはなかなか好評。佐賀の神埼そうめんをつかうか(そうなるとビビン麺)、お米をつかうか、梨の分量などもう少し試作せんと。あとファチェという梨のデザートもさっぱりしておいしい。冷蔵庫にまえいただきものの韓国のゆず茶があるのでこれと組み合わせてみよう。シャーベットみたくするのもいいかな。 ■レシピを書くのはどうしても苦手デアル、というのは計量がきらいだから。適当になんとなく、というのがワタシの性分なので大匙1だとか、はかるのが苦痛。でもねー、人につたえるにはこれしかない。気がつくと、目分量でやってしまっているので、アアイケナイ、と後戻りの繰り返し。このサイトの3行レシピは、こういう理由で 「適量」 というのがおおい、スイマセン。でもねー、お醤油ひとつかわっても味がかわってくるし、好みもあるので、やはりみなさんちゃんと味見をしましょう。最初からたくさんいれない、少しずつ足していってください。 ■問題はみかんである。写真の佐賀のハウスでできたグリーンみかん、そのまま食べるとすんごくおいしい。生産量も日本一なんだそうである。このままがいいのになあ、と目の前にして悩み中。オレンジ系だとレパートリーあるんだけどなあ。ウーン焼いてみるか。材料:みかん 作り方: @黒こげに焼く。A皮をむいてたべる。 シンプルでいいかも。(ちなみにまだやってません)ワタシはこーやって食べる!というのがあれば、是非ご一報を! ![]() |
mame*note 8月18日 ■「悲しいことは夜考えるな。つらいことでも昼間だったらたいしたことはない」お盆実家にかえっていたら母ベットの枕元に「がばいばあちゃん」、という本があり、読み易い本だったのでさらっと読んでみた。そこに書いてあった言葉。うんうん、とうなずく。夜悲しいことを考え始めるとどうもいけない、眠れない。そっか、夜考えるのはやめよう。 ■このばあちゃん、すごいプラス思考の持ち主らしい。他にも「曲がったきゅうりもしおもみすればいっしょ」なーんて名言がたくさんでおもしろい。同じことでも捉え方ひとつでおおきくかわってくる。ガバイ、というのは「すごい」という意味(佐賀弁?)。貧乏で「おなかがすいた」といったら「気のせいたい」という。あはは。こんなばあちゃんが身近にいたらいいな。人間、メンタルで大きくかわる ■今日は、台風がくる、というのでべランダをごそごそかたづけ。なにやら不燃物がたまっており、近くの大野城リサイクルセンターに車でもっていく。車ごと計量して(捨てる前と後)重量により金額をはらう。さすがに台風まえにだしにいく人は少ないみたいでがらがら、ヲジサンが車から出すのを手伝ってくれる。のぞくと、あらためてごみの量のすごいこと。この地域だけでこれだもんなー。こわれたビデオデッキやがんばってくれた掃除機など心がイタム。「拾うものはあっても捨てるもんはなか」と書いてたがばいばあちゃんがこのリサイクルセンターのごみの山をみたら、きっとたまげるだろう。 ■さて、台風10号はゆーっくり北上中。もうすぐ福岡の町にもやってくるらしい。また台風がすぎたらじりじりと夏が戻るが、そろそろ残暑の気配。八百屋さんにも秋の食材がちらほらみえはじめてきた。10月末の志賀島マラソンの案内がきていた。去年は、土砂くずれで中止、今年はまたでてみようかな。坂が多いが、景色がきれい。ジツは、参加賞の「かます干し」が楽しみなのである、写真はかますごはん。これに骨でだした出汁をかけてお茶漬け、ウマカッタナア ![]() |
||
|
mame*note 8月21日
■先日は、福岡のグルメ本、epiの撮影。「めっけもん大賞」というコーナーにコラムをかくことに。取り寄せなどの食材を紹介するコーナーである。カメラマンのかたは、以前他の雑誌で撮影にこられたKさんだったので、とってもやりやすかった。ウチでの撮影、ほんと、狭いのでスイマセン。 ■epi担当者のAさんが書かれているブログは個性的でおもしろい。職業柄、いろーんなところに食べに行かれるらしいので、福岡のおいしい店、穴場のお店などをチェックしてあるのだが、視点が違う。お店の「ユニバーサル度」のチェックがしっかり。 ■ふつうに健康で五体満足であれば、あまりそういったことに対する不便さは気にならないかもしれない。しかし、過去2度ほど、「日本はなんとユニバーサル度が低いのだ!」とおもったことがある。 ■1度目は、自分自身が膝の前十字靱帯を切断したとき。テニス中にやってしまった。じっとしておれないたちなので、「リハビリ」と称して、いろんなところにでていったが、なんと段差の多いこと。膝がわるいものにとって、たいへんなのは階段をおりるとき。上りのエスカレーターはあっても、くだりがないことが多い。ジツハ、くだりがほしいのである。段差があるごとに、つらい。はじめて、お年寄りの気持ちがわかった。手すりにつかまって長い階段をおりていると、しんどくなって途中で泣き出したくなったことがある。 ■あとひとつは、チチの介護をしていたとき。最初は、ずっと車椅子だったが、病院のなかでさえ、不便をかんじることがおおかった。トイレがせまく、何度も切り返しをする。地面のちょっとした段差でも、車椅子にのっている人には、ずうん、とひびくのである。自宅介護をはじめたときも、結局家のなかを全部リフォームしなければ、車椅子では生活できないものだった。ちょっとした段差が、本人にも、介護している家族にもストレスの元となる。 ■こういうことは、自分で体験してみないとわからないものかもしれない。最近は、ずいぶんと人も建築物もユニバ度がたかくなったような気もする。Aさんのようなブログがあると、外にでるのがおっくうなかたも安心していけるユニバ度が高い場所をみつけることができるかも。 ■写真は、昨日友人からおくってきたリザマート、というぶどう。皮ごと、食べる。しゃきしゃきした食感があり、上品な甘さでつい手がのびる。 ![]() |
mame*note 8月21日 ■先日、平尾のマキイに「食の学校」の講座をうけにいく。「食品の裏側」というベストセラーを書いた阿部司さんの4回シリーズの講座である。その日3回目。阿部さんは、なんと中学と高校がおなじであった、びっくり。 ■阿部さんいわく、「添加物でみなさんが食べているものなんでもできます」らしい。もともとは、添加物を売っていた営業マン。驚くほどの添加物がみんなの口にはいっている。コンビニのサンドイッチを食べると一度に30種類の添加物がとれますよ!ということだそうです。ひどいのは、コーヒーフレッシュ。これは、わたしも知っていたから、昔からぜったい使わない。ミルク、とはどこにもかいていない、添加物のかたまりでミルクもどきのもの。目のまえに白い粉をずらりとならべて、「いまからコーヒーフレッシュをつくります」とつくりだした。ほんとにできてしまうからコワイ。まあ、このへんはヨク聞く話で序の口。もっと恐ろしい現実が山ほど存在する。 ■薬院のオープンしたばかりの「無農薬・有機栽培」をうたったレストランへ。かなりいい値段。最後にでてきた珈琲についていたのは、コーヒーフレッシュだった、ちょっとびっくり。カラダにいいことをうたっているのではないのー? ■「地産地消」「安心安全」などをうたっているところの大手レストランはけっこううそが多いのも事実。ミンナこのことばに、ほんとよわいんだなー。阿部さんは、「あれはだましだ。ひどい」という。添加物がはいっていたらすぐわかる舌をもつ阿部さんは、最近すごい勢いでのびている某・安心安全レストランは食べてみると添加物の味ばかりする、といっていた。ひどいB級品を無農薬だから、と高く売っている某ネット通販などもある。けっきょくたよるのは自分の味覚なのか。 ■わたしは、目くじらたてて、「アレハダメ、コレハダメ」というつもりは毛頭ないけれど、消費者は賢くなければアホをみる。とほんとにおもう一日だった。だまされるのはイヤダナ。 ■写真は、オクラの花、ウツクシイ。 ![]() |
mame*note 8月29日 ■今日は、新しくなったシーホークのアトリウム「シアラ」のチャペルで親子食育イベント「野菜の学校」、なんと参加者が120名にも増えて、食の関心の高さにびっくり。子どもたちは、夏休みの終わりで日焼けしてる顔が多く、「ふふ、わたしよりクロイ」なーんて思ってしまう。 ■ベジフルセブン、というどのくらいお野菜をとればいいのか、の数え方、これをお話やクイズ、ゲームで勉強してもらう。必要摂取量は1日350g。これをレタスだけで表現すると、なーんとでかいボウルに山盛りの量。いろんな種類の野菜でとらなくては、とてもじゃないけど食べきれない。焼いたり、蒸したり、揚げたりいろんな調理法で。 ■朝ごはんを食べてきた人!の問いかけにほとんどの子どもたちが手をあげた、へえーすごいなあ。質問にも積極的に手をあげてこたえてくれる。 ■思うに、こういった食育イベントに参加されるかたというのは、やはり食のレベルの意識の高い方がおおいのだろう。食に興味がない人は、参加しないんだろうなあ・・・・ということで、両極端にどんどんなっていってるのかなと感じる。テレビでは、連日親子の殺人事件や放火や恐ろしい事件が流れている。「食」と関係ない、ということはないだろう。個食や偏食による糖分の取りすぎ、栄養の偏り。気持ちがこもっていない出来合いの食事。人間をつくっているものは、食べ物であるのに。その大事なものをつくっている農家さんは、年々減少するばかり。カンタンでベンリなもののひきかえに大切なものがどんどん失われていく。ニンゲンもコワレテイク。 ■「田畑がなくなっていく田舎の光景をみるにつれ、それが悲しくって、では自分がやろうとおもいました」という青年がサラリーマンをやめ糸島で農業をはじめた。取材内容は、西日本新聞8日付朝刊で。わたしのダイスキなマルオクラをつくっていた。糸島にいくときは、必ず天気がいい。畑でちぎったマルオクラを生でかじると、やわらかくめちゃウマ、である。やらわかい産毛。マルオクラは、角がない丸いオクラで柔らかくておいしい。子どもも小さいときにこんなオクラに出会うことがあれば、なにか食に対して意識がかわるような気がする。大人も、カワル。 ![]() |
||